9月18日月曜・祝日
1900~2030
神奈川の入試成功に向けた、講演に登壇いたします。
① 激変の2024年神奈川入試制度 30分解説
② 誰も知らない英検対策方法 30分解説
↑講演の詳細とお申込みはこちらから。(進学相談ドットコムにてお申込みください)
↓かなり大きな制度変更ですので、事前知識として、こちらの動画を見ておくのがおすすめです。
↓↓↓後段の英検パートでは、こんなことを話そうかと思っています。
まず! 9/29の英検目前の中3のみなさんへ
中学校の9月試験日程によって、英検の準備期間は異なっていて、中学の試験後から1週間~3週間ほど。
(もちろん、もっと前から準備を進めるべきでしょうが、そういう計画的指導をされていない生徒さんの場合は、9月試験が終わって、ほっと一息ついてから… 英検対策がんばるぞ、が現実かと思います。)
その期間で、何を目指すのか?
① 私立高校の、書類選考基準は確認しましたか?
その基準で、英検の合格がどうしても必要ならば、必勝態勢で臨む必要があります。
必勝態勢=過去問を解いて、最も不合格になる可能性がある分野(R:リーディング/W:ライティング/L:リスニング)に集中すること。
英検前は、他の科目の学習はすべて止めて、英語・英検のみに集中するのがよいです。
② 私立高校の書類選考基準を確認した結果、英検合格が必須ではない場合
それでも、合格するべきでは? と感じるかもしれませんが、
合格のためには、十分な英語力の向上と理解・慣れが必要です。RWLの3分野をまんべんなく、弱点を補強する、というやり方は、英検合格には近づけますが、英語力の本格的向上からは遠ざかり、入試や特色検査での成功はしづらくなります。
中途半端に対策するよりも、
私立オープンを受けるつもりならRの表現と文法に集中、
特色を受ける予定ならRの長文に集中、
英語が弱点科目ならば、この機会にLに集中(リスニングが内容は一番簡単。聞こえるようになれば解ける)
など、
強みを徹底して伸ばす勉強法に切り替える。
本当に、欲しい結果は何ですか?
2月に、志望校に合格すること、ですよね?
秋に英検に受かる事ではない。
それを勘違いせずに、勉強法を定めます。
一番よくないのは、目的を明確にせずに、
「検定だから」「合否があるから」
なんとなく一生懸命がんばる、というやり方です。
2年ほど前までは、そんな感覚でも、多くの生徒が合格しましたが、
最近の英検は難易度が大きく上がっていて、過去問で9割をとれていても、不合格になるケースがあり、中途半端な対策は、むしろ勉強時間の無駄になります。
また、英検は4択ということもあって、なんとなく選べて、なんとなく点数がとれてしまうため、事前の勉強のプレッシャーが少ない。
それで、過去問で7割くらいがとれて、いけるんじゃ~と思っていると、本番は難しくなっていて、3割4割しかとれない、ということもある。
過去問は、9割をとれるまで反復する。
9割が無理なら、分野を絞って9割をとる、という勉強法をするべきです。
それから! まだまだ先がある? 中2のみなさんへ
1年先・2年先はもちろん、数週間先のことも、明確にはイメージしづらいですよね。
そこで、役立つのが、年に3回しかない英検受験回数をもとに、未来に区切りを切る方法です。
2023年10月の受験をしないならば、高校入試までの英検はあと3回です。
来年9月末の英検は、中学で全員受けるものなので、
自由意志で受けるのは、あと2回だけ。
もし、特色校や、金沢・桜丘・市ヶ尾など、特色校に次ぐ高校を目指すなら、中2の1月には準2級を高得点で合格しておきたい。
いや~、それはさすがに… な場合は、1月に3級に高得点合格し、来年6月に準2級に高得点合格する。
それによって、入試5科目は実質4科目となり、特色検査へのプレッシャーも大きく下がります。(英語の総合力を持ち、英語長文に慣れた状態で中3になるから。)
で! 気を付けて欲しいのは、過去に準2級にすでに受かっている生徒さん。
スコアを改めて見て欲しい。
圧倒的な高得点(2級に届くくらい)で合格しているならば、問題ないですが、ギリギリ~合格ラインちょい超えくらいで受かっている生徒さんは、ほとんどの場合、今後英語で苦労することになります。
理由は、長くなりますので、ここでは省略しますが、英検は4択であり、時には3割台の得点でも合格する、「商業的検定」である、からです。「合格」という満足を与えてもらったことが、真の英語力にはつながらないのです。
(ユニティでは、全生徒の英検のスコアを収集し、その後の伸びや模試の偏差値、入試や特色検査との相関を見ています。英検に「高得点&適切な時期に合格した」生徒の伸びと特色検査での成功率は、圧倒的に高いです。)
中1のみなさん!
というわけで、
世の中には準2級に受かろう! という中1が多いのは確かですが、中1で準2級にギリギリ受かるのは、少なくとも高校入試に成功する階段の昇り方としては、適切ではありません。
また、そもそも、準2級ともなると、高校生くらいのレベルの会話や文脈が出てきて、本来中1では理解できない言語的範囲があり、9割~満点をとるのは難しい。それを、雰囲気だけで4択して、3割~6割くらいの得点で合格することに、「合格」以外に何か意味はあるでしょうか?
まず、
無料でダウンロードできる、5級の過去問を印刷して解いてみよう。
https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_5/
え~、5級ですか~、よゆうですよ~
そうですか? さて、満点はとれましたか?
超簡単~、だけど、満点をとるのは実は意外に難しい、のでは。
でも、いくつかやれば、とれるでしょうね。
↓次は4級です。
https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_4/
あれれ、9割どころか、8割7割… だった人は、
メルカリで良いので、過去問集を買いましょう。解説が詳しく載っています。ただし、最近は年々レベルが上がっているので、最新版を買うのがよいです。同じ時間をかけるならば、最新版です。
中1の間に、
4級で9割~満点をとれるように、丁寧に過去問を繰り返すとよいです。
すると、あら不思議、
https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_3/
3級でも5割6割=合格点がとれちゃいます。
でもでも、
それで、3級を受けよう~と安易に決めないでください。
最新の3級の過去問で7割を超えたら、英検を申し込む。中1の1月が理想ですが、中2の6月でもよいです。
そして、本番までに、過去問で9割~満点が取れるまで、反復する。9割が連続するようになったら、準2級の過去問を買って、解きましょう。
3級で9割取れれば、準2級でも半分以上はとれます。
その状態まで仕上げて、3級を受けに行って、満点を目指す。
とはいえ、やっぱり、そう簡単にはいかず、
8割~9割くらいの得点かと思いますが、準2級に届くくらいのスコアで合格ができるでしょう。
これで、
英語を得意科目にして、入試5科目を実質4科目に、そして特色検査で成功する足場の完成です。
ここでは、日々の効率的効果的な単語の練習方法や、リスニングの強化方法、ライティング試験(英語作文試験)、2次試験(スピーキング)に関する話題は省略しましたが、英検は4技能を総合的に上げる、つまり、君の言語力=将来の選択肢を広げる力を大きく上げてくれる、大切な大切な試験です。「合格」だけをゴールにせず、貴重な機会を活かして欲しい! です。
↓ご興味あれば、「進路や英検について相談できますか?」