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小4算数で一番つまづくポイントと言えば
「2けたで割る割り算」
「商の見当(商の見積もり)」
まず、270=90✕□
というように、
0がついている状態で、スムーズに見当がつけられるようにします。
そんなの簡単でしょ?
と思われるかもしれませんが、
300=50✕□ と、
0が2つ見えたときに「あれ?どうすれば…」となったりします。
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算数という科目は、
こうした「ちょっとした疑問やつまづき」が後々すっごく大きくなって「算数苦手」の原因となります。
次に、269=90✕□
さきほど0をとったのと同じように、
とりあえず9と0をとってしまいます。
26=9×□
そうすると、
9✕3=27 では26を超えてしまうから、
9✕2=18 が商の見当、ということになります。
でもでも(*^^*)ここが!!
商の見積もりの
最初のポイントです。
「あれれ? 3ではたしかに26を超えちゃうけど、2よりも3の方が答に近くないか?」
「だってさ、
269って
ほとんど270だぜ?」
生徒を少し迷わせます。
結論は…
「いいんだよ、どっちでも。だって”見当(見積もり)”だからね。真面目に考えすぎちゃいけない。だいたい合ってればいい。」
「90円のお菓子を買う時に、お財布にだいたい270円持ってたな~、だから3個買えるな~。」
ところが、レジで…「え?1円たりないですか?」
ガーーーン(@_@)…
いやいや…(^^;
そしたら、
「すいません…。」ってレジで
1個返せば
いいじゃん!
ここで、
「お財布の中をちゃんと見ないで、3個レジに持っていくなんてありえない!」
「最初から正しい数でなければダメ!」 という
「正しさ」
を捨てさせる
ことが「商の見当・見積もり」でいっちばんダイジ!
でも、教科書にはそれは書いてない!
頭のいい人は
「ものごとを大まかにとらえる力を持っている」
それは、生まれた時に持っているわけではなく、
まさに!小4の概数と割り算の商の見当で身についていくものなのです。かなり重要な、学力というよりは「感覚」です。
「ものごとのとらえ方」「すこしずれている、でもだいたい合っている、ということに対する肯定感」を育てなければ、この単元を教えたことにはならないと考えています。
だからこそ、お家で、お父さん・お母さんと、「あーでもない~こうでもない~」と楽しみながらやってほしいな、と思ってます!
最後に、
復習問題!
お財布に520円持っていて、87円のお菓子を買います。何個レジに持っていきますか?
90円×6個=540円だから…
デキスギくん (>_<)お金足りなそう…念のため、5個にしておこう,,,
ノビタくん (・∀・)87円なんだから、6個いけるっしょ!
↓(レジにて)
デキスギくんの場合
「毎度ありがとうございました~♪」
(520円ー87円×5=)「85円のおつりで~す」
ふう、あぶなかった、やっぱり5個にしといてよかった~^^;ノビタくんの場合
「522円になります~♪」
ぎくっ! 「あ、あの… 1個返していいですか?」
さて、
正解は、デキスギくん、ノビタくんのどちらですか?
日本人の、
慎重で、恥を重んじる文化は、
ノビタくんを正解! だと教えられない。
まあ、侍の時代だったら、ノビタくんみたいなことをやっちゃって、切腹する人とかいたんですかねぇ。。。
万一、違っていても、
簡単にやり直せることは、
チャレンジしてみる。
恥をかくことを正解とする
割算の見積もりは、その子の生き方を左右する、大切な問題なのです。
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