神奈川私学展2024にて
話を聞く候補の学校は絞り込みましたか?
候補校の検討のための資料が必要な方は、お気軽にご相談下さい。
①倍率・人気の高い、上位公立校を受ける方、
また、2024年度からの公立入試新制度では、②主体性評価が低い方は、私学のオープン入試を第2志望として検討する必要があります。
①倍率の高い高校を受ける方
は、併願私学の多くが書類選考で試験なし=高倍率の公立入試が人生最初の大勝負、になってしまう。それを避けるために、2/10~2/13の間に1つ、入試のみで合否の決まる私立の入試を経験しておく、ということです。
(「それは、やった方が良いとは思うんだけど、ちょっと入試日程が近すぎて、気力・体力の面で心配…」 などの方は、別の手段も検討しましょう。お気軽にご相談ください。)
②主体性評価の低い方
は、公立の合否ラインでの勝負が厳しいものとなる。また、内申も低めのため、併願私学も満足のいく選択がしづらい。結果として、公立+併願私学の受験が、どちらも納得のいかない=勉強に気合が入りづらい状況になりがち。
だから、
内申も主体性も関係ない、入試のみで合否が決まる学校を選んでおく、ということです。
そのうえで、私学展参加の目的は何か?
(ここでは、仮に第一志望を公立高校として書きますが、第一志望校が私立であっても、ポイントは同じです。)
1)先生と1:1の立ち話をすること。
集団型の説明や動画の説明、パンフレットをもらう、などの情報収集もありですが、なんといっても私学展の特徴は、先生と立ち話ができることです。
併願私学を決定するうえで、1人の先生と、個人的な話をした記憶、結果として顔と名前を知っている先生がいる、というのは何よりも大きな決定要因になります。
学校のしくみや施設、各種の活動ももちろん大事ですが、それらはすべて「外側」にすぎません。
大事なのは、通ったときに自分の中に生まれる新たな「内面」です。
それを感じさせてくれるのは、唯一実際に教えている先生だけです。
(在校生との話も、同じくらい刺激をもらえます。)
2)聞き「にくい」ことを聞くこと。
え?? ちょっと、意味がわからない?
です、よね^^;。
①「公立が第一希望なので、公立に不合格だったら通いたいと思っているのですが、お話を聞いてもいいですか?」
この質問!
できますか???!!!
(これでも、初心者向けです^^;)
②「公立が不合格だった場合に通うつもりなのですが、その場合大学入試で絶対に成功したいです。どんな公立で不合格だった人が、どんな大学に進んでいますか?」
うわー、聞けません~。
そんなこと~。
(中級者向けです。でも、私学の先生はごく普通に、こういう話を私たち塾の先生とします。むしろ、日常会話です。つまり、ビビっているのは、あなただけですよ~。ドキドキしながら~^^; 聞いてみよう~。)
見方を変えれば、併願校私立には、人気の高い、名だたる有名公立を不合格になった人がたくさん通っている。
「不合格」という言葉の響きは、嫌だろうけど、そんな悔しさを味わった人と共に過ごす3年間を、少しだけ想像してみてほしい。
私学の先生がそれをどう語るのか? を聞いてほしい。
③「公立が不合格だったら通う、ということで、大学進学では絶対に成功したいし、でも、3年間の学校生活でも多くのことを得たい。その両方を充実させることはできますか?」
途中で、セリフつまらないよう、練習しておいてくださいね(笑)
上級者向けです。学校にもよりますが、これこそが、併願私立の先生たちが、学校運営において、誇りとプライドをかけて取り組んでいるライフワークだったりします。これを聞かれたら、すべての併願私学の先生は喜ぶ、と言っても良い。
公立を不合格になった多くの生徒が、毎年入学してくる、そんな学校で何十年も指導を続けている。
そのやりがいと、熱さについて、胸に感じるものが、必ずある。
④(明らかに、書類選考の内申が足りないであろう、私学の先生に)
「内申を伸ばすようがんばりますが、足りなかったら、オープン入試で受けることも考えています。何点くらいとれば合格ができますか? (また、)毎年、オープン入試で入学する生徒さんは何人くらいいますか? 」
具体的な数値を聞く、ことで本気度が伝わります。
本気度が伝われば、本気の相談・アドバイスをしてくれます。それが合否に影響することは、当然ない。
でも、大半の生徒が、書類選考=内申で入学してくる中、
試験を受けて・乗り越えて入学してくる生徒を、併願私立高校はもちろん歓迎しています。そんな先生の思いが、君の心に新しい火をつけてくれる可能性がある。
「こんな学校、内申が届くわけない…。」と思っても、
まずは飛び込んで、質問をしてみる。そんな点の出会いが、線になって、新しい世界が見えてくることがある。
3)なぜ、わざわざ聞きにくいことを聞くの?
そんな…きわどい経験をしたくないです…
ですよね^^;
(先生たちからしたら、むしろ嬉しい質問なので、まったくきわどくないんですけどね^^!)
理由は、
公立に合格する確率を上げるため、
です。
「合格したい」という気持ちが、最大に高まるのはいつか?
入試の当日?
前日?
願書を出したとき?
いえ、
不合格の証書をもらった日です。
令和7年2月28日金曜日
縁起でもないことを想像させて、申し訳ないのですが、
「不合格になった」ときほど、「絶対に合格したかった」と思う瞬間はありません。
凄まじい勢いで、心に、
ああすればよかった、もっとはやくから… という気持ちが押し寄せる。
それを、早くから想像している人、その気持ちを知っている人が、
最も「合格したい」と信じ、努力できる。
ただ、今からそれを鮮明にイメージしろと言われて、できる人はいませんよね?
私学の先生と話す、ということは、「公立不合格」をしっかり言葉にして、現実感をもって話すことのできる、唯一の機会なのです。
しかも、併願私学の先生たちは、「不合格になった人」を毎日教え続けている。「不合格」を最もよく知り、生徒たちを導いているプロなのです。(そこは、どんな塾の先生も勝てません)
ちょっと、きついというか、笑顔になりづらい話でごめんなさい。
超厳しくなった、神奈川公立入試を、
明るく!楽しく!勝ち抜いていくには、この「併願私学選び」に真正面から取り組んでいくのが、一番なのです。