勉強のやり方~量を増やせないし!頻度も増やせない!

勉強のやり方~量を増やせないし!頻度も増やせない!

前回の記事で、量と質について書きました。

  • もし、質を上げたければ、まず量を増やす。
  • 量が増やせないなら、頻度を増やす。
  • 頻度も無理なら、まずは頻度につながる小さな行動を変える。

というのがポイントでした。

さて、今回はそれでも、

  • 「やる気が出ない」
  • 「教科書やノートを取り出すのも億劫だ」
  • 「なんだか、とにかく勉強が手に付かない」

と、重症気味な意欲低下に関してです。

「自分次第・本人次第」は危険

 親や先生の立場から

  • 「本人にやる気がないんだから仕方がない」
  • 「やる気を出すのは自分だから、他人は何もできない」

 という言葉や態度をよく見かけます。

 そう言っている間に時は経ち、確かに本人がやる気を出すタイミングがいずれやってくることもありますが、「あー、あのときから始めていればなー。」と振り返ることに。

 そこから学んで、「次は絶対に同じ思いをしない!」と、習慣を変えられればよいのですが、自分自身の根底と、周囲の環境が大きく変わるわけではないので、

また、「あー、あのときから始めていればなー」と無限ループを繰り返す。

そんなの過保護だ! 自分で自分のことをできない人間になっちゃう!

と、異論もあるかと思いますが、

本人が自分の力で、

「勉強の頻度」を上げられない=1日のうちで、そもそも勉強をはじめようとする瞬間がない、

ならば、

親や先生が、

  • 本人ができるだけストレスなく勉強に「とりかかれる」環境をつくってあげる。
  • 本人の勉強が「1分でも続く」環境をつくってあげる。
  • 本人の学習成果が出やすい状況をつくってあげる。

方が、お互い幸せです。

自分の部屋や学習机にこだわらず、本人が一番居心地のいい場所に勉強の道具を揃える。

 たとえばリビングなら、そこがすべての勉強の「拠点」になるとベストなのですが、まあ、そこはご家庭全体の「居心地」もあると思うのでバランスをとりつつ。

  •  スマホやPC、漫画の置き場所を、本人の利を説いて(子供目線から言えば、「自分から親に頼んで」)目や手の届きにくいところに変える。
  •  触りたいモノ、見たいモノを、完全に遮断されると、別のストレスが生じます。だから、できるだけ遠ざける。

 近くにあって、勉強を始めよう!って思ってもそこに手が伸びちゃう

 勉強してるのに「スマホの画面がどうしても気になる」ということが、あなたの意志の弱さでもなんでもなく!「実は単なるストレス、とてつもないストレスだ。」ということに気づけば、

 「あ、置き場所変えよう」「親に渡しとこ~」と思えるはずです。

 もう一回言います。スマホを触っちゃうのはあなたのせいではない。

 集中したい時に「すぐそばにあるスマホ」のせいで、あなたはストレスを感じているのです。

「テレビはもう見ない」というご家庭も増えてきましたが、

 テレビの置き場所を変え、「大人も録画以外では見ない。」というルールづくりも極めて有効です。テレビの向きを変えただけ、リモコンの置き場所を変えただけで勉強時間が増える例もあります。

「明日、漢字のテストがある」というときに、

「じゃあ、今日がんばってね!」という言葉と管理より、手書きでもいいので「5問でも10問でも予想問題をつくってあげる。」

 保護者の声として「そんな暇はない!」「過保護だ!」と言われることも多いのですが、面談等で丁寧に説明すると、ほぼ100%ご家庭の状況に合わせて実践していただけます。そして、たいてい成果につながります。

 「忙しくて無理!」が
「よく考えたら、ちょっと時間と手間をかけて子供が気持ちよく勉強できる方が、よほど時間と心にゆとりができると気づきました。」
に変わり、

 「そこまでの介入は過保護だ!」が
「能力的に無理なことをやらせようとしてたのかもしれません…。このくらいやってあげたほうが、自分の力で成長できるんだって思いました。」
に変わります。

一言で言えば、

 勉強の量が増やせないのは、頻度が増えないせいだ(やる気の問題ではない)

 勉強の頻度が増やせないのは、勉強を始めるストレスが大きいからだ(やる気の問題ではない)

 違和感のある言い方かもしれませんが、そうやって自分(本人)ではなく「外部にあるもののせいなんだ」それを解消するんだ! と考えたほうがよほど早く、「勉強の量」が確保できますし「やる気」も出ます。

 

 「勉強しろと言われたことは一度もない」

 超優秀な人からよく聞く言葉ですが、決して勘違いしてはいけません。

  • 「勉強しろ」と100回言うよりも、効果のある環境をつくれる大人
  • 本人が気持ちよく走れる、レールづくりの達人

 がその人のそばにいたはずです。

 周囲の大人が「何もしない」で「子どもが伸びる」ことはありません。

 

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