勉強のやり方は、本やテレビ、最近ではyoutubeなどあらゆるところで語られていますが、それでもやっぱり一番ご相談の多いことですし、伝えてトレーニングして一番喜ばれることですので、シリーズで記します。 まずは大まかなこと、一番大事なことだけ、簡潔に。
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勉強の質が大事だが
とある難関校に通う男子高校生が会場に集まった多くの中学生とその保護者に言いました。「勉強の質が大事なのは当然ですが、まずは量です。量を頑張れないうちに質を求めてもだめです。」何の迷いもなく、短く言い切った高校生に、会場はシンとなり、25年以上も学習指導をしてきた私も、気持ちが引き締まりました。
そのとおり、みんな「もっと効率的な、もっと質の高い勉強をしたい。」「少しでも楽に成績を上げ合格したい。」と思っている。大人も同じですよね。少しでも効率的に楽に仕事を進める方法を日々考え、実践しています。
でも、彼が言ったように、量をがんばれない人が質を求めても、なかなか効率は上がりません。むしろ、成果が下がる可能性の方が高いです。
量を頑張ることができない。
理由はたくさんあるでしょう。ベスト3は「部活」「眠い」「やることが多すぎる」でしょうか。まだまだ、たくさんあります、25年間聞き続けてきましたので、たぶん100個くらい書けます^^;
理由をいくら並べて正当化したところで「勉強量を増やせない」という結論が変わらないことは、本人が一番よくわかってる。
でも、科学的な事象のように「勉強できない理由」が先にあって、その結果として「勉強量が増やせない」ということはなく、「勉強量が増やせない」という事実に、あとから「勉強できない理由」をつけているということは忘れちゃいけない。
あなたは悪くないですよ。人間とはそういう生き物なので。
量が増やせないなら、「頻度」を増やせないでしょうか? 1時間✕1=1時間 だった勉強時間を、30分✕2=60分にする。これなら、総量は変わりませんから大丈夫なはずですよね? これができるようになると、ほぼ確実に勉強量は増えます。同じ1時間=60分 ですが「勉強をしよう」と思った回数が2回になる。やる気が行動に変わる瞬間が2倍になる。30分のはずが自然とそれ以上に勉強できるようになるからです。(最初は時間を延ばすつもりでやらないほうがよいですが。)
頻度も増やせない…
小さな子供に、歯磨きの習慣をつけるのに、最初は「歯磨きの真似事」をさせます。歯ブラシを口の中に入れるだけ。「よく出来たね~。」と褒めてあげて、「シアゲはおかあさ~ん」とやるわけです。 どうしても「勉強しよう」という階段を登れないなら「教科書を開く」「問題集をとりだす」「単語帳に触る」だけでいいです。まずは、そんな小さな行動をした自分を褒めてあげよう。誰もが頭の中で思っている「勉強しなきゃ」という単なる考えを、行動に変えられたんだから。
まだまだ書きたいことが山ほどありますが、少しずつ記していきます。
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