特色検査解説2020年問1 神奈川公立難関校を目指すみなさんへ

特色検査解説2020年問1 神奈川公立難関校を目指すみなさんへ

特色検査を乗り越えて「合格」するための解説動画!
講師は、特色検査専門講師の金澤浩先生!

 

特色検査の共通問題には、英語、国語の文章が必ず出ますが、
「先に文章を読んだ方がいいのか? 問題から先に読んだ方がいいのか?」という質問をよく受けます。

結論としては、共通問題に関しては、先に全部の文章を読んでください。
全体に関する正誤問題が聞かれることもあり、文章の流れを含めて把握するのが良いです。

ただし、ただ読めばいいというわけではなく、【得点を取るための読み方】がありますから、それを説明します。


問1は毎年英語です。語注を見て知らない言葉は本文近くに、その意味を書き込み、ページをめくったり戻ったりする回数を減らすようにしよう。

2020年の問1は、缶詰に関する英語長文ですね。【書き込み】しながら読むのが大事です。
☆グラフ・表には、常に注目【書き込み】
☆重要なことがら(特に数値)
→今回の文章でいうなら【直径と半径】ですね。具体的には、直径=2rと【書き込み】できているかが大切

グラフの読み取りは【タイトルと軸】がポイント
折れ線グラフはどちらの軸の数値で描かれているの?

販売量=左側
リサイクル率=右側
を【書き込み】して解いたかな? そういう小さな手の動きの積み重ねが得点差につながる。

(ア)
缶=円柱の体積の公式は(簡単ですが)、
πr2 ✕ h

Mr.Smithの式と言葉に印つけてありますか?
V=2πr3
→これが効率的な缶の容量だ、と言っている。数式の意味も書かれているので、文章を読みながら「これは絶対使うよな!」と【書き込み】しておいてほしい。
それさえできれば、すぐに等式を作って解けてしまう。
2πr3=πr2✕h
h=2r

過去問や模試を解く中で、出てくる情報を読みながら、重要事項を漏らさず【書き込み】する力をつけていこう。

(ウ)
穴埋め問題は、文章を読んでる途中に出てきたら解いてしまうのが良いです。
decrease 下がる / increase 上がる は、特色検査でよく出る単語なので覚える。

蒸気が減る=缶の温度が冷える
この段階で選択肢5〜8を消す! どの科目でもそうですが、消去できる根拠がはっきりした段階でそれらの選択肢は消しましょう。

ペットボトルが、最も売れている
アルミニウムが、最も売れていない
2012〜2016グラフのうち、どれがアルミニウム缶か、などをチェックできていましたか?
計算するとAが最も売れている=ペットボトル
最も少ない=C=アルミニウム
Bがスチール …と、わかった段階で書く! 頭で覚えようとするのではなく、書いて確定させていく。

脳の短期記憶の量には限りがある。書いて確定させることで使える記憶量が増える、つまり思考が広げられるようになる。

アルミニウムはだんだん「上がっている」=increase=選択肢1・2が消える
スチールは「下がっている」=decrease=選択肢3が選べる

このように、(ア)(ウ)は、文章を読んでいる途中で解ける。
読み終わったと同時に解き終わってる状態になっていてほしいです。共通問題は1問5点で配点が大きめ。年にもよりますが、比較的とりやすい問題が多いです。読みながら解けるものは解く、それで文章全体を読んで全体像をつかめたら、残りの問題を解く。

(イ)
V=2πr3
h=2r
V=最も効率的な容量の缶の体積
h=高さ 2r=直径 なので、
高さと直径が同じだと最も効率がいいということ。

直径と高さが同じ、または近いものを選べばよいということ。
代入して、実際に体積を計算してしまうと時間がかかりすぎる。そういうやり方・思考になったら飛ばすのが吉です。

(エ)
会話文2によると、アルミニウムは2012年に最もリサイクルされている、
△=アルミニウム=z と【書き込む】
⬜︎=スチール=x
◯=ペットボトル=y
書き込んで、脳で考えるのではなく「見えるように」すれば簡単です。

(オ) 正誤問題
毎年、共通問題の問1に出てきます。だからこそ、全体を読んだおいた方がいい。
「あ、この選択肢のことは、書いてあったな!」と気づけるように、過去問でトレーニングしていく。
通して読む & 書いてあったことに気付ける、と再び本文を読まなくて済む=
(a)=レンのセリフ
(b)=サクラのセリフ
(c)=概算で(ぱっと見)で、高いか高くないか判断できる。


英語長文対策、英単語の語彙量を増やすことで読み進める速さが変わってきます。
英語を英語のままで読み進め、速く正確に読めると、後の問題にかけられる時間が増え、全体の得点力向上につながります。

 

 

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