2020年3月から6月までの休校期間でチャレンジしたことの1つに、
英語の勉強があります。
Skype英会話を10年前にはじめて、続けてきました。
時期によって、がんばったり手を抜いたりといろいろあったけど、
コロナ期間は、その中で最も英語の勉強が楽しい時期、伸びた時期でした。
その理由は、
1)Skypeの先生たちと、近い感情や環境を共有できたから
画面の向こうの先生は、全員が外出できない状態で自分の家などから仕事をしてます。話題は自然と感染症のことや、経済のこと、世界情勢になる。
その結果、会話する力は飛躍的に伸びたと感じています。今までも、いろいろ工夫して、さまざまな話題で話してきたけど、身近で共有できる話題は、会話する力を圧倒的に伸ばしてくれると知りました。
留学すれば、その場所に住んでいるわけで、生きるために大切な話題を話すのだから、会話する力が圧倒的に伸びることになる、そのことを体感できたということでしょう。
他にも、
いくつか理由がありますが、それは順次紹介していくことにしようと思います。
今回書きたいのは、
コロナが教育にもたらすこと
あちこちで、いろいろ語られていますから、シンプルに結論を。
お金がなくても、
空を飛ばなくても、
世界の知恵を学ぶようになる。
これから、
授業の多くが動画になっていきます。
たとえば、
大学に行って多くの授業を動画で受けることになるとしたら、
自分の担当の先生の動画を強制的に見せられるよりも、
その分野で最高の知恵、最新の知見をもった人、しかも話が面白い人から学びたい。
動画だから、そういう先生を選び、聴講するのは超カンタン。
当然、学生が集まる先生は絞られていき、結果1人の先生の講義を何万・何十万という学生が受けることになる。
で、
英語もわかるなら、
日本の講義動画だけに縛られる必要はなくなる。
英語を話す人口は、
世界にざっと15億人、日本語の10倍以上いるのだから、
英語で授業を受けられるなら、日本の最高の先生と同じ、もしくはそれを超える先生を10倍多く見つけることができるはず。
もちろん、
母国語によって深く学んだり思索したり、ということも大切です。
だから、
なんでもかんでも世界トップの動画にこだわることなく、自分の心に刺さる日本語の動画も選ぶ。
中学生や高校生でも、チャレンジすることは可能です。
お金や渡航の問題から、大学に行ったら留学を、と考えていた人もいると思いますが、
動画を活用すれば、お金の心配も飛行機や現地生活の心配もなく、
海を越えて学べる。
でも、
イマスグデキル! というような安易な話ではないです。
そのために、
まずは英検準2級に受かってほしい。
ただし、なんとかギリギリで受かりました、というのはダメ。
詳しい英検の活用法は、別途書きますが、シンプルに言うと9割の得点で受かること。
そして、
準2級に受かったら、英語の学習は続けつつ、
英語で授業を受けられるようになる準備を進めたい。
全部つまらない
教科書も、英語の授業も、英語の試験も、
そう、まったく面白くない。
でも、
準2級に受かれば、英語を通じて世界の情報を得ることは可能で、
すっごく面白い、好奇心を刺激してくれる情報を活用して、
英語の講義を受ける準備が始められるのです。
その橋渡しになるであろう動画たちは、
意外にまとめて紹介されていません。
ここに、それを蓄積していこうと思います。
条件は2つ
●準2級に受かっているなら、なんとか内容が聞き取れ・理解できること
●英語の字幕と日本語の字幕が両方あって、2つとも見れば、内容を理解しながら英語で学べること
(2020年6月現在、PC版のyoutubeならば英語を自動で翻訳して字幕を見ることができますが、PCでyoutubeを日常的に使える中高生は少ないと思いますので、スマホで日本語・英語の字幕が見られるものを掲載しています。)
1つめ!!
まずは、2020年6月現在、
アメリカで大きなニュースとなっている人種差別の問題。でも、日本のニュースやネットをいくら見てもその本質は理解しづらい。そんな、今この瞬間を知るための動画。
youtubeの字幕機能で、英語・日本語ともに字幕を見られます。
聞き取りやすさ:◎ 単語の易しさ:○ 興味関心楽しさ:○ 日本で学べないこと:◎
2つめ!!
英語の歌は、身近で繰り返し聞くことができるので楽しいですね。
でも、
メロディにのせた発音、特有の言い回しなので、いまいち英語の学習効果にはつながりづらい。
そんな中で、この動画はラップ!
なのに、不思議と聞き取りやすい。そりゃあそうですね。機内での注意事項を伝えるためだから、英語ネイティブでない人にもわかりやすいように明瞭な発音、やさしい単語と表現になっているからでしょう。
リスニング能力を上げる方法は1つしかありません。それは、自分の口を動かすこと、発音する筋肉を鍛えることです。
動画をヘッドホンで聞きながら、最初は字幕を見ながらで良いので、真似して発音する。
聞こえた音を、そのまま真似する。
これをシャドウイングと言い、毎日10分続けるだけで、圧倒的なリスニング能力と発音力が身に付きます。
字幕は、「英語」ではなく「英語(自動生成」」で見るのが良いです。
聞き取りやすさ:◎ 単語の易しさ:◎ 興味関心楽しさ:◎ 日本で学べないこと:〇
その3!!!
英語学習のためのyoutubeといえば、No.1にオススメなのがTEDです。
英語学習に使えるTEDの紹介は、ググればいくらでも出てくるので、
ここでは準2級に受かったら見てほしい、入門編をご紹介します。
イギリスのコメディアン(James Veitch)で、聞き取りにくく、単語も知らないものが多いと思います。
でも、
まず英語字幕で見て
→ん???どういうこと
→日本語字幕で見て
→ああ、そういうことね。
→で、もう一度英語字幕で見てみると、実は知らない単語は1~2割ということに気づくはず。
イギリス特有のお笑いなので、
ちょっと笑わねーし、という感じもしますが、知的&まじめなTEDより、まずはこういうやつから見てみよう。
単語や文法を意識するよりも、動画全体から伝わってくるものを楽しむのがおすすめです。
聞き取りやすさ:△ 単語の易しさ:△ 興味関心楽しさ:◎ 日本で学べないこと:◎
その4!
英語学習のための、無料のyoutube動画といったら、定番中の定番。
私もこの動画が英語を本気で勉強するきっかけになりました。
それは今でも変わらず、この動画を見るたびに心を動かされます。
多くの無料動画の中で、編集した人の「みんなに英語を勉強してほしい!」という思いが一番強いやつを選びました。
英語の教科書にも採用されていて、人生の中で触れることになる可能性は高いです。
ならば、今日ここで!
聞き取りやすさ:〇 単語の易しさ:△ 興味関心楽しさ:◎ 日本で学べないこと:◎
中学・高校時代から、英語の動画で自由に海を越え、
多様な知恵を得ることができたら、
日本人の精神的豊かさは、大きく広がります。
多くの学校が、このことに気づき、変わっていくことになるはずです。
その準備を始めよう。