生徒の音読を、
世界一たくさん聴いている自信があります。
開校以来2年間
忘れられないのは、
音読しながら煎餅を食べはじめた生徒がいたこと。
しかも、
音から察するに、おっきくて・かったいヤツ!
一年位前だったかなぁ。
耳元に残る、
煎餅が砕けるパワフルな音が、
未だに忘れられません(^^)
でも、
ああ! 日常の中に音読が溶け込んだんだな、
って嬉しかったのも覚えています。
何事も、
信じられないくらいの量を、毎日繰り返すと、
面白い発見や、発明が生まれる。
そして、
生徒の力も信じられないくらいに伸びていきます。
何人か紹介しましょう。
●音読歴は、まだそれほど長くない。
文法やスペリングは、正直言って得意ではない。
でも、
耳から口へと真似する力が、圧倒的に優れている。
英検や学校の試験では測りきれない、深い言語力を知れるのが、
音読の良さです。
英語を使って、何かができる人はこういう人なんだろうとわかるのです。
●次は、ユニティに通う生徒で、最も国語力が高いと感じている生徒。
(ユニティに通う生徒は、全体に国語力が高い生徒が多いです。あと、絵とか図が上手い^^)
国語の教科書の音読は、1年分ひととおりは終了
もちろん、まだ何回かは繰り返してもらうつもりですが、
いったん
理社の教科書音読をはじめてもらいました。
もともとは、
そんなに音読が得意だったわけではありません。
特に、英語は発音が苦手でした。
でも、音読の繰り返しにより、英検もほぼ満点で合格。
圧倒的な国語力により、
どの科目も、
すごいスピードで勉強が進みます。
音読の積み重ねと、学習スピードの追求は、
その子本来の力を大きく変えていく、
と気づかせてもらいました。
英数に関しては、次学年内容をやってもらっている生徒の1人です。
●小1から毎日音読をやり続けるとこうなる!
という見本のような生徒さん
音読を聴いていると、ああこの子は音声(つまり耳と口)を学習に活用できている、
ということが瞬時にわかります。
それは、音読習慣と言語能力に密接に関わっていると感じます。
たとえば、この生徒さんは、漢字・語句の能力がものすごく高く、
半年の間に、漢検でいうと3段階くらい上の級まで進めることができました。
小1からの音読習慣が寄与しているのは間違いありません。
●学習習慣は、限りなく0だけれど
休校期間に入って、
哲学書は読み漁るわ、ラテン語の辞書は買い求めるわで、(^^)、、、。
いわゆる受験勉強の習慣は弱いが、
本来の人間的知的好奇心に満ち溢れちゃってる。
まあ、
日本の大学より、海外の大学に行くべきでしょうね。
どっからどう考えても、
リベラルアーツ=自分の意思で生きる人間のための学問
を学び、
広めるために生まれ、育まれたはず。
といいつつ、
音読はいわゆる受験参考書の王道「ソクジュク」を毎日。
こんな話もしました。
「仮に大学に行って、授業が動画だったとしてさ、日本の大学の授業を動画で見る?」
見るわけがないよね。
日本の大学教育のレベルが、とか、そういうつまらない話ではありません。
どうせ動画だったら、海も国境も関係ないんだから、
日本語を話す人は世界人口(≒世界の知恵)の70分の1なんだから、
という単純な、
物事の広がりの話。
70巻のワンピース(最新刊は97巻ですが)のうち、
1巻を深く繰り返し読むのも悪くはない。
が!
10代は残りの巻を読み漁るべきだろう。