休校期間が3ヶ月

休校期間が3ヶ月

長い休校期間の中で、大切なことはたくさんありますが、

学校で黒板を見て、ノートを書く、という習慣がほぼ0になっている、
ことを心配しています。

目で、黒板や教科書・ノートを見て、
耳で、先生の話を聴きながら、
手で、ペンを動かしてノートに書き写す、

ということを、
1日に数時間はやっていたはず。

個人差はあれど、同時に複数のことをこなす、脳にとって重要な習慣です。
それがない3ヶ月を過ごしたら、どうなってしまうのだろう。

学校にいけない状況の中、
動画の授業を受けてもらうのは当然として、

ノートチェックに力を入れ、
生徒の目と耳と手による、アウトプットを見ています。

 

1)写真で送ってもらって、
 一言アドバイスをする、

2)そして採点をする(←ココダイジ)

たったこれだけで、
ノートが大幅に改善していきます。

 

お一人紹介いたしましょう。


まだまだ鍛え方が足りない、
図形の分野も、
「描く」ことと「書く」ことの両方ができてる。
(テキストやプリントの図を使うのではなく、自分で描くのが大事。)

左下の正三角形の図が、少々乱れている。これは、生徒の能力というよりも、動画内での指導が甘かった、という先生側への気づきになっています。

 

え?!
この空間図形の圧倒的な精度はなに?
まだ、
そこまで鍛えたつもりはないのだが?(^^)?
コロナのせいか?!(^^)!。。。

美術的なセンスがある生徒です。コロナ前までは、一緒に絵を描くのが心安らぐ大切な時間だった。あの時間早く戻ってこい!

 

円がめっちゃうまいじゃん^^;
そして、接線も!

数学を長年教えた先生ならわかると思いますが、接線が上手に、しかもこうやって斜めに描ける生徒は、たいてい図形が得意ですよね(^^)

 

もともとは、
こんなにノートがきっちり書ける子ではなかった。
2年くらいかけて、何度書き方を指導したことか。

でも、
そのほとんどが、無駄だったような…気がします。

休校期間で、家で一人静かに授業を受け、
ノートを書く時間が必要だった。
コロナのせいか!(^^)!!。。。

隣で書き方を指導して、その場で直させる、という動的な指導ではなく、「一人静かに没頭する時間」をつくる、という方法を学んだ。

苦手分野を集中的にできるのも、動画のいいところ。
その効果は、
日本中に広がった東進ハイスクールがすでに証明してくれている。

あとは、その効果を高める工夫次第。

 

ノートを書くのはインプット

当然ながら、
「本当にできるのか?」のアウトプットも大事。
時間制限ありでテストすると、多少ノートが乱れる。

それでも、
インプットの繰り返しにより身につけた解き方の習慣が、
きちんと発揮されているかが確認できる。

テストの中で、
身につけた解き方が蘇ってくる精度は、
もしかしたらリアル授業よりも、動画の方が優れているのかもしれない、とも感じています。

世界中で、
生徒と遮断されている数多くの先生たちが、
LINEで生徒・保護者とつながり
(いろいろ手段はあるが、LINEがいい。LINEの人、先生と生徒をぶわーっとつなげる仕組み、つくってくれないかな~。)

これまで授業に使っていた時間を、生徒のノートを見ることと音読を聴くことに使ったら、
生徒の大きな成長が得られる。

そして先生も、
今まで感じたことのない、深い気付きや幸福感を得られると思うんだけどなぁ(^^)!

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