「めんどくさい」「やりたくなーい」「もうむりだよね~? ね?」…
小中高生の集まる場は、ときに後ろ向きな発言であふれています。 学校はさておき、そんな言葉があふれた塾は、成績も上がりにくく、通う価値はありません。
でも、子どもたちがそういう発言を軽く口にするのは、無理のない話です。テレビやネットを中心に、悪事の話、人を非難する話、誰かの不幸な話であふれかえっていますから。
「他人の不幸は蜜の味」という言葉があります。
人の不幸が、自分の地位を高めるような気がして、幸福感を覚える、という意味です。人間の最悪の一面をあえて言葉にしたようで、耳ざわりなこと極まりないですね。
ところがさらに残念なことに、この格言が脳のはたらきとして事実であり、科学的に実証されていると言われています。
他人の不幸が、テレビやインターネットで広がり、視聴率や広告収入等を稼ぎ出すことは、「悪意のある大人」の仕業ではなく、人間としてあたりまえの脳のはたらきによるものだということです。
それに影響されて後ろ向きな発言をする子供も多くいることになります。
その人を「口が悪い」と非難することは簡単ですが、その現実を変えることは容易いことではありません。それを完全に否定して世の中(たとえば学校)から根絶することは、人間そのものを否定することにもつながるかもしれません。
でも、「成績を上げること」に限定した場であれば、それが簡単に実現することを、私は知っています。
いっとき蜜の味がする、後ろ向きな発言が、勉強や受験においては、自分のためにも他人のためにも、未来の可能性、努力のエネルギーを損なうだけの害であり、一切否定しても何も問題がないからです。
(ディズニーランドの中から、後ろ向きな発言を取り除いても、何も問題がないのと似てます。)
ただ、お互い人間同士、
泣き言やグチを言いたいときもあるでしょう?
まったく問題ありませんし、ユニティでの教え方や運営方法の改善につながることもありますから、むしろ大歓迎です。みんなの前で他人に影響を与えるのではなく、そっと教えてもらえたら、すごく嬉しいです。
大きな目的のために、子どもたちが長い時間を過ごす場所です。特別な場所であり続けるよう、生徒に語りかけ続けます。