英検準1級
2名合格!!
英検は、受験の対策としてはもちろん、
英語力の土台作りに欠かせない。
ただ、多くの人は、メディアや塾の実績づくりに惑わされてしまって、先へ上へと受験と合格を急いでしまう。
結果として、大切な基礎をつくることなく、
土台の危うい「英語力のようなもの」が身に着いて、
結果として英語が苦手になってしまう、という人をたくさん見てきました。
英検の合格は、早ければ早いほど、いい???
いや、冷静に考えてみてください、そんなわけがないですよね?
母国語に置き換えたら、
3歳の子が小学生・中学生なみの言葉をしゃべれるように、心の成長段階を超えて鍛えるか?
そんな無茶をしようとする親は絶対にいないはずです。
言葉・言語は、海や山のような脳内の「生態系」ですよね?
語彙知識や文法力はもちろん、
喜怒哀楽の人生経験も含めて、その人そのものが結実したもの。
いうなれば、
心の奥底にあって「語り得ぬもの」すらも、その人の言語力、ですよね。
英検の合格は、早すぎず・遅すぎず。
もう少し具体的に言えば、1つ前の級で、90~100%の得点がとれるようになってから、次の級をとる。
それを徹底すると、英語力は面白いように伸びていきます。
そして、不思議なほどに、それが他の科目にも波及していく。
また、英検2次試験に向けた対策は、特別なものであり、
単に合格を目指すだけ、というのはもったいない。
① 解答欄を埋める、という学習を数年間ひたすら続ける日本人は、
「口がまず動く」という発話の能力を確実に失っていきます。
仮定の話ですが、3歳の子に、
「口を開かせずに」
「正しい文字でマス目を埋めさせ」
「その間違っている点を逐一指摘する」
ということを、数年間続けたらどうなるでしょうか?
確実に、コミュニケーションに障害を持つ人に育ってしまう。
日本の英語教育は、その意味で「英語のコミュ障」づくり
だと私は考えています。
② とはいえ、普段は、そんな日本の英語教育にのっからざるを得ない、
ので、せめて英検のスピーキング対策では、
細かなミスは気にしない
幼稚園児に戻ったつもりで、口から出る単語を、ただ並べる
そのうえで、文に直して言い直す
つまり、脳内に解答欄がない状態で、「口がまず動く」という力を育てます。
ただ、現実の年齢は幼稚園児ではないので、
「●●」や「自分の●●の●●・●●」を話すのではなく、
「●●をつくる」「●●にとらわれず」「その●●に●●話をする」「話を●●」
という力が結果として必要であり、それを伸ばすことにつながります。
(英検協会は、あなたという「●●」「●●」に興味があるのではなく、その●●のみを評価している)
※すいません、誤解されて炎上しそうなので、一部伏字とさせてください。
③ 具体的には? 以下の2つです。
ライティング模範解答の●●(スピーチ練習)をする。
3級のライティングは、3級のスピーキングはもちろん、準2級のスピーキングの対策としても最適の教材です。過去問本は残しておきましょう。
2次試験対策本を利用する。
これは、使い方の勘所が大変難しいのですが、簡単に書くと、
1つ上の級もやる
模範解答にこだわらずに返答のための単語が口からどんどん出てくるように練習する、単語をいくつか出したら、それをつなげて文にする。
「解答欄を埋める」という発想を捨てて、単語を2つか3つずつつなげながら、
「試験官をうなづかせる」練習をする。
④ この対策は、通常の日本の英語教育とは大きく異なるやり方になるため、英語力が大きく向上します。
ライティングの●●により、発話能力はもちろん、英作文能力が大きく上がります。(1次のライティングも、20回分くらいのライティング模範解答を●●することで「あなたの●●」ではなく、「●●答案」を書く能力をつけます。
これにより、国立2次に代表される、英作文能力が飛躍的に上がります。
日本の作文教育は、根本的にまちがっていると私は考えていて、第一段階として●●して書けるようにする、昔の人々が諸子百家の名文を諳んじたようなやり方が良いと実感しています。(その結果として「あなたの●●」が自然と書けるようになる。)
繰り返しになりますが、日本の英語教育は、大文字小文字・ピリオドに代表されるように
「間違いを指摘し」
「消極性を育てる」
「相手を見ずに解答欄に集中させる」
教育方法です。
(だからダメ、というわけではありませんよ~。活用次第。)
「自然な発話」
「まずは1単語を口から出す」
「相手にうなづいてもらう」
という力をつけることで、英語の発話能力が飛躍します。
英語の発話能力は、結果として短時間での作文能力にもつながります。