今回は、Twitter(@stayglobal1)で紹介しているさまざまなプログラムのうち、
似て非なる「留学、短期海外研修、国際会議(サミットやヤング●●といったもの)、その他プログラム」
それぞれについて、違いや特性を記してみます。
特にStayGlobalのTwitterでは、留学用奨学金とともに、それ以外の国際会議やプログラムの紹介に力をいれており、それらへ参加する価値を高く評価しています。一方で、一般的にはニーズは「奨学金」に集中しがちで、いわゆるグローバルのフィールドにおける登竜門的な奨学金に大きな需要を感じています。留学の先に、どんな世界が広がるのか?今は限られた「気が付いた人」が見ている世界を、ぜひこのブログで紹介させてください。もちろん選択肢は無限大ですので、一つのロールモデルとしてお読みいただければ幸いです。
【個人留学?】
留学の定義を仮に、「自国以外の国に在留して学術・技芸を学ぶこと」とします。現地に短・中・長期滞在し、個々の興味に応じて学びを深め、現地の人々と交流します。
【短期海外研修?】
他方、短期海外研修は、グループ型の渡航を主として、場合によっては非常に短く1週間等で実施されます。個人の留学との違いは添乗員・引率・ファシリテーター等が随行し、他の参加者とともに行動する部分です。問題が起きないようにフォローしてくれる安心感がある、ツアー形式なものは海外旅行+アルファなのでここでは触れません。
実は、プログラムによっては敏腕なファシリテーターが付き、短い日々の行動・思考改善を手助けしてくれる分、個人の留学と比べて同じ期間でも到達度が圧倒的に違うケースがあります。こういった研修は非常に参加の価値が高く、研修後に個人留学に行くと大きな財産になります。
【国際会議、その他のプログラム?】
StayGlobalでもっともっと増やしていきたいのは、ここの参加者(層)です。今までにもご紹介した、内閣府の青年国際交流事業、海外発のものでダボス会議、ONE YOUNG WORLD、Salzburg Global Seminar等、羅列の粒度はマチマチですが、大きく、
①選考やリファラルが求められるための「選ばれた」という自信や自負
②圧倒的な舞台装置が演出する非日常感と、それらが結ぶ共通体験
③①、②が強ければ強い程強固なものになる、終了後のネットワークや同窓組織=コミュニティ
が共通しています。実は、留学の先にこういったプログラムに参加をすると、留学では得られなかった、各国で活躍するトップランナー達に出会い、コラボレーションすることが可能です。
警戒されがちな初対面の方でも「●●の参加者なんだ」で突破できる第一関門の大きさは計り知れません。このコミュニティの強さに気づき、出会う人を大切にし、事後に活用できる日本人が増えれば、国際社会での存在感も大きくなり、各国への働きかけのハードルがぐっと下がることに繋がるのだと感じます。
私(筆者)も、いくつかのプログラムの卒業生ですが、人生を日々助けてもらっているのは、所属するコミュニティのタテ・ヨコ・ナナメの繋がりです。どの国に行っても大抵誰かがいて、助けてもらえるのは宝物だと感じ、こんなコラムをしたためました。
様々な意見があるかもしれませんが、一つの考え方としてお読みいただけると嬉しいです。