公立中学への進学準備で通いたいです。

公立中学への進学準備で通いたいです。

よくある質問より~
「公立中学進学準備で通いたいです。」

小5~小6で多い要望です。

短い解答は、↓↓こちらに書きましたので、
https://unity-edu.jp/faq/
短時間で読みたい方はそちらをご覧ください。上記は内容も、一般向けです(笑)

 

こちらのコラムでは、
少々マニア向けな話を(^^♪
↓↓↓


一言で言うと、
公立中学は、格差が広がる方向にどんどん進んでいる。

中学進学の準備、特に、漢字語句・計算力・英単語暗記力などの、基礎土台は、その子の3年間を素晴らしいものにしてくれる、という話です。


話は20年くらい前にさかのぼります。

当時、塾長をしていた地域では、全市の中学校がシルバーウィークなど、連休を必ず挟む定期試験日程を組んでいました。

他の市では絶対にありえない試験日程だったのですが、
「タバコはこの町で買いましょう」(タバコ税がその町に入るから)なんていう貼り紙がある町でして、中学生とその家族を、連休の間できるだけ町から出さないように!?…のだという噂も聞きました。

 

その後20年の間、いくつもの地域で塾経営を経験しましたが、私立公立を問わず、土日・連休を挟む定期試験日程は聞いたことがありません。

 

でも、2018年にユニティを西谷梅の木に開校してみたら、近隣の中学のうち1つが、土日・連休を挟む試験日程を組んでいる!

話によると、横浜市でもその中学だけという先進事例。

そして、なんと翌年から、
区内の全中学が、同じように土日連休を挟む試験日程を組むようになりました。

 

そして、そのころから、私立公立問わず、ほとんどの中学高校で試験日程は土日を挟むのが当たり前となり、今や土日を挟まない試験日程の方が珍しくなってしまいました。


土日・連休を挟む試験日程になると…
こんなことが起こります。
↓↓↓

たとえば金曜日に英語・社会の試験があるとすると、

勉強しない子は、数日前から英語と社会だけを勉強する。

で、残りの科目は土日にやればいいやと思って、結局他の科目はほとんど勉強せず週末を過ごし、翌週の試験は点数がとれない…。

土日に存分に勉強できる、という自由は、
土日に何もしなくていい、という自由の裏返し。

つまり、
とことん勉強する子との格差が、さらに大きく広がることになります。


コロナ禍による、オンライン授業も、格差を広げることにつながりました。

 

そもそもネットに、上手につなげない家庭や生徒がいる。

仮につながっても、カメラを切っていたり、カメラの前にいない子もいる。

先生としても、「もう、それは仕方がないよね。」と割り切るしかない。

台風でも大雪でも、陽性だろうが濃厚接触だろうが、オンラインをフル活用して、とことん学ぶ子もいれば、

一切オフラインになって、何もしない子もいる。

「でも、目の前にいないのだから、だって仕方がないよ。」 と先生も諦める理由がちゃんとある。


他にも、格差の拡大について、たくさん書くべきことがありますが、長くなるので、また別の記事で。

ただ、公立中は、
入学した時点で圧倒的な差がついていて、その差は3年間でどんどん広がっていく、ということです。

 

 

おまけ
塾の先生としては、土日や連休を挟む試験日程は大歓迎です。
金曜の試験に向けて全力投球した上で、土日や土日月は翌週の試験に向けて、さらに対策を進める。
試験日程の分散は、勉強すべきことを集中できる、ということですから、
学力の伸びはとても大きくなります。

 

でも、一人の人間として、親としてはどうか? と自分に素直に問いかけると、
答えはNoです。

学校は、本来試験のために通う場所ではないし、土日や連休は、普段の社会や集団から離れて、自分の大好きなことに没頭できる大切な時間だと感じるから。

1年のうち、何回も、その土日や連休を試験のために費やして、それが3年・6年と続いたら、人生の豊かさは減ってしまう、と思うから。

 

でも、そんな文句を言っても、すぐに世の中を変えられるわけじゃない。
少しでも、生徒の自由で大切な時間が増えるよう、最大の効率で、試験対策を行う、のみ!

 

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