ユニティでは、特色検査の対策により「合格」するための解説動画を提供しています。
特色検査は難しいから、
「頭がすっごく良くないと無理!」と思っている生徒さんは多いかもしれませんが、
「合格」することを目的とするならば、対策・取り組み方は絞り込まれます。
絞り込めば、「ああ、そうやって勉強すればいいのね!」と、
シンプルに進めていくことができ、
当然!特色検査模試の偏差値も伸びていきます。
このページでは、
一部の特色検査対策動画を無料で公開します!
まずは、
この2021年問4に全力で取り組んでみて、
「ああ、こうやって勉強すればいいのね!」という感覚をつかんでもらえると、特色校を目指す自信が湧いてくる!はずです。
今回の講師は、特色検査専門講師の金澤浩先生!
その他の動画や、
特色検査・難関校受験のご相談はお気軽に。
遠方にお住いの方でも完全オンライン対応可能です。
神奈川県特色検査2021年問4
神奈川県特色検査で、
毎年必ずと言っても良いレベルで出題される【論理パズル】
2021年度の問題を使いながら、
【解き方】【対策】【コツ】を徹底的に解説!
問4(ア)
(ⅰ)(ⅱ)(ⅲ)は【国語の問題】
本文自体が理解できれば解ける問題であり、特色検査らしい問題というわけではありません。
文章全体を読み取る、というよりは、情けは人の為ならずの意味を捉えること、2通りの考え方のどちらなのか?に集中すれば読みやすくなります。
(ⅳ)は【知識問題】
理解して解く問題ではないので解けなかった人は、歴史知識の勉強を増やす必要があります。
設問の後半「独立戦争」をヒントにして答えを導く。独立戦争=アメリカ=移住してきたのはイギリスの人々。
ただ、仮に知識が不足していて分からなくても、読み進めるうちに断片的な知識がつながって、ヒントになることがある。そこは特色検査の慣れにより、科目知識を思い出すトレーニングをして欲しい。
問4(イ)【数学・図形】
(ⅰ)は解けてほしい問題!
計算して、大小を確かめる必要がある。そのために、まずは1辺1cmのように【基準を決めて】しまおう。
1辺1cmで計算してみようとするとき、半径を分数で表して面積を計算していく基礎計算力が重要になります。数学というよりは、算数の積み重ねが大事な問題であり、小5小6の算数の復習が大切だったりします。
(ⅱ)は、全体のバランスを考えると、合格のためには飛ばしてもいいかもしれない問題。
図ごとの高さのイメージを描いてみる。球が積まれているのですが、図を描くのが大変なので、線で略して描けばよい。そうすると、Cははっきりと数値はわからないが、計算しなくてもBが隙間が最小ということがわかり、選択肢3・4・7が候補ということがわかる。
ここまでは「この問題はこういうことだよな」という【理解】で進める範囲であり、それほど【思考】しているわけではない。
3・4・7以外の選択肢を選んで間違えていたら、「この問題はどういうことか?」という【理解】がどこかでズレていた可能性あり。
ここまで【理解】したことを使って、A・Cそれぞれ計算すると答えが出せる。
逆に言うと、3・4・7まで選択肢を絞れていないならば、飛ばしてもよかった問題だと判断ができる。
問4(ウ)
これが論理パズルの問題。
論理とは原因と結果が正しく繋がっているものなので、ハッキリしているものを見つけ、答えを絞っていく。そのために、わかっていることを表に書き込んでいく。
(ⅰ)
9点=3勝=つまり、Aは全勝とわかる
0点=0勝=つまり、Dは全敗とわかる
のようにわかることを書き表していく。
上から順に考える・埋める、ではなく、わかるところ、絶対こうだと言い切れるところから埋めていく。
(ⅱ)
(ⅰ)同様、言い切れるところ=わかることから考える。
12点=Aは全勝とわかる
1点=3敗して1引き分けとわかる
4点=1勝2敗1引き分け
→さらに、CDEの引き分け回数と、Aが全勝というところから、引き分けした対戦の可能性を書き込んで、絞り込んでいくことができる。
(ⅲ)
◯△✕が埋まっているので、まずは総勝ち点数を求めていく。
ABCDEの可能性を判別・絞り込みするため、枠外に別の表を作るのが【思考】を楽にしてくれる。埋まっている◯△✕から読み取れることを、その枠外表に書き込んでいく。
AとBの差、AとCの差が【思考】のポイントになる。
12点-7点=5点差
7点-2点=5点差
のように、差が同じところの可能性で絞り込むと、Aが確定し→C→Bと順に確定していく