神奈川県公立高校の入試問題が出題範囲縮小

神奈川県公立高校の入試問題が出題範囲縮小

神奈川県からも、高校入試の出題範囲の縮小が発表されました。


https://www.pref.kanagawa.jp/docs/dc4/prs/r9906997.html

英語・数学・理科・社会で、大幅に内容が削られた東京都と比べると、ほぼ例年と変わりない、と言ってよい出題範囲になっています。これにより、約3ヶ月の休校期間を経て、超高速になっている中学の学習進度は、今後も同様に進むものと思われます。

想定される影響と、注意することは以下のとおりです。

中学の定期試験の範囲が広範囲となる。

ユニティの近隣中学でも、例年であればあり得ないほど広い試験範囲になっています。
休校期間=学校に頼らず家で自力で勉強する、という生徒に合わせた試験範囲になっていると言えます。

→ 夏休みも短いため、内申を重視する場合は、11月までは学校の定期試験に重きをおいた学習スケジュールにすべきでしょう。
定期試験の範囲も広いため、入試対策だと考えて、徹底した基礎力向上&総合問題も含めた対策を行っていきます。

中1中2の復習をする機会が少ない

上記の通り、11月までは、まとまった時間で中1中2の復習をすることが例年より難しくなります。
特に、例年ならば夏休みの学校の宿題や塾の講習によって、理社の総復習をしていた生徒が多くいますが、今年は同様にはいかないでしょう。

→ 模擬試験の対策&受験が重要になります。特に、例年ならば受験者が少ない7月・8月・9月の模試を積極的に受験すべきです。出題範囲は中1中2の範囲が大半であり、復習と実践の場として絶対に欠かすことはできません。ただ、会場で受験するだけではなく、受験前の対策・受験後の振り返りと解きなおしがとても重要です。

技能4科目の勉強・試験対策がおそろかになる。

5科目の定期試験対策がハードになり、中1中2の復習を含めた模試の対策もかなり大変です。
おそらく、技能4科目の勉強まで落ち着いてできる生徒はほとんどいないでしょう。

→ 内申を重視する場合は、技能4科目の学習を試験直前のみにやっているのであれば改めるべきです。学校の毎回の授業を大切すること・試験範囲を予測して早めに&少しずつ対策をはじめましょう。


以下は、6月12日段階の記事です。

各メディアで、都立高校入試の出題範囲縮小のニュースが出ています。

ただ、
情報を加工されてしまったニュースではなく、
おおもとの情報である、
東京都教育委員会のぺージをみるべきです。

www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp
ご指定のページまたはファイルが見つかりませんでした|東京都教育委員会ホームページ
東京都教育委員会のホームページ。事業内容、入試、都立学校、教職員採用、教員免許、生涯学習などの情報をお伝えします。

 

今年の入試対策のポイント・重視すべき点として、

●「過去問がつかえないじゃん!」ではなく、
過去問のどれが範囲外でどれが範囲内かを判断できる能力

●入試よりも狭い範囲で実施される模擬試験の活用
いつもの年よりも受験回数は増やした方が良い。また、復習や解きなおしがさらに重要

●私立高校での出題範囲を見極める
公立と合わせる学校が多いと思いますが、それぞれの方針によります。
また難関校では、実質対策する内容に大きな違いはなく、情報収集よりも過去問を解くことの方が大切

●中1中2範囲の復習を急ぐこと
たとえば、数学の中3範囲、特に図形分野は三平方の定理が削られるので、中1中2の図形分野の学習 など

他県も情報が出次第、お知らせしていきます。

ご相談・資料請求お気軽に

2. 勉強のやり方カテゴリの最新記事