模擬試験を活かしきる

模擬試験を活かしきる

 進学塾に通う生徒が多くなるまでは、志望校選びや勉強法の検討のために「模擬試験」の重要度が高かったのですが、今は大手の塾がそれぞれのグループ内でデータを専有する形となっています。

 塾は、指導を受ける場であるとともに、合格の可能性などデータを手に入れるための場としても重要であるということです。

 結果として、塾ではなく「模擬試験」を活用する生徒が減ったために、「模擬試験」を活かし切る!という文化が薄れつつあるように感じています。

模擬試験には5つの「成長」の機会があります。

  1. 模擬試験に向けて試験範囲を把握し、定期試験とは異なるパターンの総合問題を練習する。
  2. 模擬試験に向けて真剣に志望校を検討し、入学願書を書くつもりで判定校を決定する。
  3. 模擬試験当日の「自分との戦い、勝負感」を味わい、本番力を高める。
  4. 当日中に自己採点を行い、「嬉しさ」と「悔しさ」を記録に残す。
  5. 1週間程度(web帳票)~2週間程度(印刷帳票)で返却されるデータを見て、全体の中での位置を把握し、課題を明確にする。

私が塾で教えていて、優秀な生徒さんに「今回の模試どうだった?」と尋ねると、

 「理科はよくできましたが、社会はだめでした… 英語では… 数学では…。」と、「おそらく間違えた問題は絶対に忘れないんだろうな。」と思わせるくらいに、きっちりやり直しをしていました。

 頭がいいから模試で点数がとれる、というよりも、「間違えた問題や分からないことを振り返る」習慣があるから点数がとれるのです。

 まさに、模試を活かしきり、目指すゴールへ模試のたびに近づいていくのです。

7月は、多くの学校で定期試験も終わり、

 模擬試験を初めて受験するという生徒さんも多いかと思います。

 7月の模試に向けて準備をすすめ、夏休み前に帳票が返ってくるところまで模試を1サイクル経験していると、夏休みの価値も大きく上がります。

模試の志望校の書き方

 シンプルに言えば、

 A:自分が行きたいと思う学校、また、自分のレベルよりも上位の学校を、書く。

 やってはいけないのは、

 B:「ここなら受かりそう」という学校ばかりを書くことです。

 理由は簡単で、Bの場合には、「受かりそう」な判定が出るため、安心はするかもしれませんが「学力を高めるための課題」が明確になりません。

 模試を受けて「安心したい」ということは受験直前ならあるかもしれませんが、「志望校を決めていく」過程では安心よりも、課題の発見を優先すべきです。

また、レベルの高い学校を避けて書こうとする人も多いですが、

 模試はあくまでも「模擬」なので、本当に不合格になるわけではありません。仮に悪い判定が出たとしても「自分が直面することを避けていた課題を教えてくれるもの」と捉えるべきです。

 また、「レベルの高い学校」には、強い魅力があるから人が集まる、人が集まるからレベルが上がる、という構図が必ずあります。

 レベルの高さから、気持ちが引けてしまうのは仕方がないとして、調べることもしないでいると「学校が持つ強い魅力=真の価値」を知らずに学校選びをすることになりかねません。

 レベルの高い学校を知れば「学校選びのものさし」が手に入るのです。

模試の志望校は、「入学願書を書くつもり」で書く

 模試なので「複数の学校を書ける」「実際に合否には影響しない」ですが、親や先生とも話し合って意見を聞いた上で、最後は自分の意志できっちり清書すべきです。

 そして、書いたからにはいわゆる「A判定」、つまり最高の判定が出るように全力を尽くす。 そういう精神で模試を受ければ、より大きな成長につながります。

最後にもう一度

 5つの成長の機会を活かしきって、志望校に合格することができるよう、祈ります!

  1. 模擬試験に向けて試験範囲を把握し、定期試験とは異なるパターンの総合問題を練習する。
  2. 模擬試験に向けて真剣に志望校を検討し、入学願書を書くつもりで判定校を決定する。
  3. 模擬試験当日の「自分との戦い、勝負感」を味わい、本番力を高める。
  4. 当日中に自己採点を行い、「嬉しさ」と「悔しさ」を記録に残す。
  5. 1週間程度(web帳票)~2週間程度(印刷帳票)で返却されるデータを見て、全体の中での位置を把握し、課題を明確にする。

 

https://unity-edu.jp/2018/06/zenkenmoshiukererutte/

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